「流れ一体」とは
日本古来から伝わる墨流しという技法を基に飯野祐基が「模様の流れ」と「描く題材」を一体化させる画風のことで、「流れ一体」と名付けました。
さらに詳細にいえば「偶然生まれる流れ模様」と、「人為的な加筆による存在(題材)」との一体化であり、または「偶然生まれる流れ模様を観て脳内に浮かぶ存在(模様からヒントを得るもの」を加筆し一体化させる方法のことです。模様から何かが生まれ、また隣の模様へとつながって循環する世界。それは真空から宇宙が誕生し移ろいでいく世界のようで、流れ模様に魅せられています。飯野祐基(いいのゆうき)